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プラモデルの制作は実は大変な作業です。単純にニッパーでパチパチと部品を切り出して組み上げることで「一応は」完成します。
しかし、それだけで終わらないのがプラモデル。ゲート処理と言って、部品を切り出したときに、いかにバリをなくすかという部分に気を配る作業が必要です。また、塗装することになればさらに大変です。サフェーサーと言って、塗装下地を塗り、その後2〜3回本番の塗装を行います。塗装は筆ですることもできますが、ハケのあとがのこるので、エアブラシでの吹付けのほうがきれいに仕上がります。塗料はアクリルなどが使われているため匂いがきつく、室内で作業を行えば溶剤匂が生じます。

したがって、子供がいる家庭などでは非常に毛嫌いされる作業なのです。プラモ製作に没頭しようと思うと場所の確保からして難しいのです。
それゆえ、人気のない時間帯(主に深夜)などに作業をするなど、(私も含め)世の中のプラモマニアは人に気を使いながらの作業を行っているという実情があります。

そういったプラモマニアにとって、プラモデル製作工房が救世主になります。
要は時間貸しでプラモ製作のスペースを提供するお店です。日本橋界隈にはそういった製作工房があります。今回ご紹介する「アニプラカフェ工房 NT BASE」もそのひとつです。

ポミエさんのほぼ向かい。日本橋商店会に位置する

さて、そんなアニプラカフェ工房 NT BASEさんへの行き方です。

これは至極簡単。まず日本橋4丁目交差点を目指しましょう。電車で行くならば、日本橋駅よりも堺筋線の恵美須町駅が最寄りと言えます。
日本橋4丁目交差点まで来たら、ヤマダデンキ方面である西側に向かって進みます。いつも行列のできる定食屋さん「ポミエ」さんとは道を隔ててほぼ向かいに位置します。

日本橋商店会のはずれにあり、真っ黒い外観に、シャア専用ザクの巨大模型(店主いわく推定重量50キロ)が置いてあるので、否が応でも目に付きますから安心してください。

 

1階はカフェスペース。2階は制作スペースというつくり

NT BASEさんは、1階がカフェスペース、2階が制作スペースというつくりになっています。

1階の店内に足を踏み入れると、カウンターと4人がけのテーブルが1つというこじんまりしたつくり。なんとカウンターの奥には、エプロンをしたRX-78型ガンダムの大きな模型(子どもくらいのサイズ)が置かれているではありませんか。

こちらのお店は、飲食物のラインナップも面白さのひとつです。例えば、唐揚げ定食が500円、カレーライスが500円といった良心的な価格。模型製作をしながら、小腹がすいたら下のカフェで定食に舌鼓を打つ、なーんて使い方ができるのがよいところです。
ちなみに、ビールサーバーが置いてあって温度管理にこだわったクラフトビールも提供するというからなかなかなに楽しさがあります。あと、アニソンも歌えるのがポイントです。

2階の制作スペース。使い勝手は良い!

店内の奥にある階段を登って2階に進むと、そこには製作スペースがあらわれます。

8〜10人が、同時に部品の切り出しや組み上げができるようなスペースが設けられています。そして、塗装ブースは2セット

訪れた際は、塗装ブースを使って、着色に励んでいる人がお一方いらっしゃっいました。シューッとエアブラシを用いてガンプラに着色し、光に照らしてみてムラ無く塗れているかを確認。かなりの作り手であることがうかがえました。
塗装スペースと製作スペースは、ビニールのカーテンで仕切られていて、匂いや塗料がやってこないように配慮されているなど嬉しい心遣いがなされていました。
また、洗面台も設置されています。実は、プラモデルは部品の切り出し、サンドペーパーでの削り込みを行うとパーツにカスが付着します。そのため、部品の洗浄を行うことがしばしばあるのです。そうしたニーズに応えられるような作りになっていて、しっかりとした配慮があることがうかがえます。

さらに驚いたのは、制作スペースの隅に、撮影用のライティングブースが設置されていたこと。完成後のプラモデルを持ち込んで、ちょっとした撮影もできるのです。こうしたブースは、通常プラモデル製作工房にはないもので、NT BASEさんの特徴的な部分であると言えます。

工房スペースの利用料金は良心的。飲食すると割引も

さてさて、この工房スペースの利用料金についてです。

1時間なら500円(土日祝は800円)、3時間なら980円(土日祝は1500円)、5時間なら1500円(土日祝は2500円)、終日利用で2000円(土日祝は3500円)という料金設定です。

ちなみに、1階の飲食スペースで1000円以上の利用があると利用時間が1時間プラスされる仕組みになっています。5時間利用で、定食とビールを頼んで、6時間工房を使う、という使い方が割安感があって良いのではないかと思われます。

利用時間中は店舗への出入りが自由。そのため、必要な塗料やプラ板などの材料を買い出しに行くこともできます。なんと行っても、模型店のひしめく日本橋です。材料の手配が楽に行える立地もこのお店の良さのひとつです。
製作環境にお困りの方は、ぜひ一度おとずれてみてはいかがでしょうか?

 

(店舗情報)

アニプラカフェ工房 NT BASE

住所:大阪市浪速区日本橋4−17−9
営業時間:11時〜23時
連絡先:基本的にツイッターのDMで連絡 @aniplaCafe
※事前の工房スペース予約などにも対応