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サイクルショップ特にロードバイクを扱うお店は「店選び」が重要になります。正確な知識、そして技術がなければ、適切なメインテナンスやパーツ変更などができないからです。例えば、ホイール(車輪)の交換をお願いしても、車輪の中心軸がズレていたり、そもそも車輪が微妙に傾いていたり、という小さな不具合を見逃さないかどうかが乗り心地やスピードなどに影響してくるからです。また、単純に自転車のラインナップだけではなく、グッズなどもしっかり揃えている方が、ワンストップでサービスが受けられるため、非常に使い勝手がよくなります。

こうしたサイクルショップを見つけるのは実は大変です。しかし、日本橋には満足を得られる店舗があります。それが「サイクルヒーローなんば店」です。

 

裏なんば再開発で高架下に誕生したオシャレな店舗

 

場所は日本橋の端っこ。むしろ、世間一般には「裏なんば」と言ったほうが通りが良いかもしれません。なんばCITYから南海線沿いに新今宮方面へと向かいます。この高架下は再開発に伴い、さまざまな店舗ができています。

例えば、DIYのお店。あるいはコーヒーの有名店「ブルックリンロースティングカンパニー」だったり。そんな店舗を見つつ、徒歩5分ほど歩くと高架下に自転車をずらりと並べたお店が目に入ってきます。そこが「サイクルヒーローなんば店」です。

新しくできた店舗らしく、かなりオシャレな感じ。店内には木製のラックが組まれており、そこに最新機種のロードバイクがずらりと並んでいます。

 

品揃えは豊富。マニアックなミニベロも。

 

自転車のジャンルとしては、いわゆるママチャリに代表されるシティサイクルに始まり、クロスバイク、マウンテンバイク、子供用自転車、ミニベロなど豊富なラインナップ。所狭し、いや店先の路上にも自転車が並んでいます。

特にロードバイクとミニベロのラインナップは、このエリアではなかなかの品揃え、といえるものを誇っていると言えます。

ロードバイクのブランドで言えば、「メリダ」や「ジャイアント」などの台湾系大手メーカー。「コラテック」、「ビアンキ」などのヨーロッパ系メーカーなどを取り揃えています。

特にラインナップで力が入っているなと感じたのは「メリダ」「ジャイアント」「ビアンキ」の3ブランド

「ジャイアント」は先程説明したように台湾系メーカーになります。自転車のことをよくご存知ではない人は「え、台湾?大丈夫?」と思うかもしれません。しかし、ジャイアントはロードバイクメーカーとしては業界最大手。実は数多くの海外メーカーのフレームをOEMで製造していたりします。

普通は直営店くらいでしかお目にかかれないエアロモデル「プロペルアドバンス」なども置いてあり、気合が感じられます。

同様に「メリダ」もスプリントが得意なモデルである「リアクト」シリーズ。ヒルクライムもこなせる万能型モデル「スクルトゥーラ」をグレード違いで展開しているのも好感が持てるポイントです。

というのも、多くの店舗では「どうせ入門車しか売れないから」と言って、見た目だけかっこいいモデルを置くところが多いのが実情です。しかし、複数のグレードを置き、客側に選択の余地を与えているというのが本当の親切です。それをサイクルヒーローは実践しています。

同じように、特徴的な「チェレステ」というグリーンが人気の「ビアンキ」についても、入門モデルの「ヴィアニローネ」からハイエンドモデル「オルトレ」まで揃えています。ちなみにオルトレは安いものでも約30万円。高いモデルでは50〜60万円します(これは、組み込まれている変速機やブレーキなどのパーツ構成によって値段が変わるためです)。

 

ミニベロの揃え方が特徴的

特に、面白いと感じたのが「ミニベロ」という車輪が小さい自転車のラインナップです。「ああ、最近良く見るよね、街なかで」と思うかもしれません。しかし、街なかで見かけるのは「ただ車輪の小さい折りたたみ自転車」に過ぎません。本気のミニベロは、「軽く、丈夫。そしてしっかりとした変速機やドロップハンドルを備えた本気のモデル」です。

サイクルヒーローでは、ジャイアントの「イディオム」というモデルを置いています。これは、車輪こそ小さいものの、材質はもちろん、変速機などのコンポーネントはロードバイクのそれとなんら変わりません。脚力に自信のある人なら、ミニバイクと張り合える速度を出せるモデルです。そんなマニアックな自転車も取り揃えています。

 

正直過ぎる対応。そこに信頼感がある。

 

もっとも、単純な品揃えだけが凄さではありません。商品選びの際に、「正直過ぎる対応」に好感が持てます。

お店に伺った時、(申し訳ないけれども)購入を検討していることを装って、「ジャイアントのプロペルアドバンスとメリダのリアクトで悩んでいるんですが。あとスペシャライズドのアレースプリントも候補です」と、いずれも山よりも平地が得意というロードバイクで悩んでいる素振りを見せました。お店に取扱のないスペシャライズドというメーカーを出したのはちょっとした意地悪です。

すると、「その3車種だとブレーキの構造が異なるポイントです。スペシャライズドは通常のブレーキが使えます。リアクトはダイレクトマウント。ジャイアントはフレーム構造から純正のものしか使えないと考えてください。だから、将来的にカスタムしていくことを考えるとスペシャライズドかメリダだと思いますよ。最近はダイレクトマウントのブレーキもしっかりした品揃えになってきましたから」と応じてくれました。

お店に大きくジャイアントのプロペルアドバンスが飾られているのに、です。

そして、3つの車種で決定的に違うポイントをビシっと指摘してきたことには驚きました。また、ブレーキはロードバイクで実はとても大切なパーツです。そこから指摘を始めた点もすばらしいところ。というのも、ロードバイクは高速で走ることを前提にしています。特にダウンヒルなどは制動力が本当に重要です。そこをピンポイントで突いてきたことに感動すらおぼえました。

「メンテナンスのめんどくささを納得してもらえるなら、メリダのリアクトがおすすめです。コンポーネントがスペシャライズドよりハイグレード。山もある程度こなせるので。ただ、どっちもクランクをシマノに変えるのは苦労しますね(以下略)」と、次から次にメリットとデメリットを公平な視点で指摘していきます。

決して、お店側が売りたいと考えているモデルをゴリ押しするということがありません。

きっと、はじめてロードバイクを買うという場合でも手取り足取り教えてくれるのではないかと予想がつきます。

ロードバイクをはじめるにあたって揃えるべき、ヘルメットやライト、ペダルなどなどパーツ類も一通り揃えることができるお店です。

もし、これからロードバイクをはじめようと考えているのなら一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 

店舗情報

サイクルヒーローなんば店

住所:大阪市浪速区敷津東1−2−12

電話:06−6631−3430

営業時間:11時〜20時(土日祝は10時より営業)

定休日:不定休