5 ENTRY

メイド系のお店のメリットって、いったい何なんですかね?

 

どーも、はじめまして。

小生、サブカルチャーライターのtakeover(30代男性、既婚者)と申します。

あ、「テイクオーバー」じゃないんです。「武雄バージョン」とお読みください。

のっけから面倒なヤツでどうもすみませんが、よろしくお願いします。

 

記念すべき第1回はオタロードのメイドリフレ『AcureZmaid』(アキュアーズメイド)のレポを書いてみたいと思います。

 

 メイドさんロックンロールは鳴りやまないっ

 

「リフレ、いかがですか?」

 

ある日、紫系のブラウスに白いフリルのついた正統派のメイド服に身を包み、白のカチューシャで飾られた清楚な黒髪のメイドさんが、小生におずおずとフライヤー(チラシ)を差し出してくれました。

 

しかし、この時すでに時刻は夜の8時半。早く帰らなければ嫁に怒られますので、「今日は遅いから」と断りを入れます。

 

ただ、小生の心のどこかに、惹かれるモノがあったのでしょう。

「今度、日を改めてまた来るから」

小生はそう言ってフライヤーを受け取り、帰途につきました。

 

オタロードも数年前と比べればかなり変わってしまいました。

しかし、人の心はそう簡単には変わりません。

結婚しても、小生はメイドさんが好きなんです。

 

数年ぶりに出会えた正統派のメイドさんの姿に、小生は長い間忘れていた感情を思い出していました。

 

『萌え』という感情を。

 

 約束の地『AcureZ』へ

 

一週間後、小生は再びその場所を訪れていました。

そこは『AcureZ』の看板の前です。

 

数年ぶりのメイドリフレです。

『覚悟』を決めてビルに足を踏み入れますが、カードショップのような雰囲気です。

でも、ビルの外にはちゃんと看板が出ておりますので、階段を上がれば……

 

「カードショップじゃねーか」

初めてのお帰りの方には少しだけ分かりにくい場所にあるかもしれません。

 

 

3階まで階段で上がると、右手にトイレが、そして左手に『AcureZ』がありました。

 

 コースのご説明をさせていただきますね

 

前フリが長くなりまして申し訳ございません。

『AcureZ』のレポを始めさせていただきます。

 

扉を開けると、金髪のメイドさんが小生を出迎えてくれました。

先日、フライヤーをくれたメイドさんとは別人のようですが、金髪のメイドさんっていいですよね。ファンタジーの世界に飛び込んだ気分に浸れます。

 

「お帰りなさいませ。ご予約はされていますか?」

「いや、ちょっとフラっと来ました」

「では、コースのご説明をさせていただきますね」

 

「では、まずは基本の5コースから」

 

「ボディケアは服の上からの指圧で、普通のマッサージ店で受けられるようなサービスとなります」

 

「アロマボディはオイルマッサージで、エステなどで受かられるようなサービスですね」

 

「アロマフットもオイルで主に足の裏をマッサージします。ロングコースなら、ふくらはぎにかけてもマッサージいたします」

 

「フェイシャルケアはコエンザイムQ10クリームを使ってお顔のケアをさせて頂きます。コエンザイムはご存知ですか?」

「かんげんがた〜、かんげんがた〜、コエンザイムQ10!」

「それです(笑)」おさげのメイドさん、思わず苦笑。

 

「ヒートシェイプは発汗性の特殊なジェルを使って、脂肪が気になる場所をシェイプアップするコースです」

 

「料金はいずれも30分3,000円、60分5,400円を基本として、ヒートシェイプのみ10分ごとに100円加算。また、ロングになるほど割引される仕組みです」

 

「それと、手のひらから肘までをマッサージするアロマハンドは20分から施術可能です。耳かきはそれだけですと20分からですが、他のコースとのセットでしたら10分から行っております」

 

「指名料は10分100円で、ご指名していただいたらチェキセット(500円)とポミニセット(900円)も選べます」

「ポミニ?」小生には聞きなれない単語でした。

「チェキのような写真を小さなシールにしたものなんですけど、QRコードがついてまして、メイドさんからのメッセージを音声でお届けすることができるんです。『お誕生日おめでとう』とか」

記念日などに最適な自分へのプレゼントですね。

 

「王様モードはメイドさん2人での施術となります」

メニュー表にはその下に『神様モード』(3人)、『仏様モード』(4人)と続きます。

「神様モードから先はあまり選ばれるお客さんがおられませんけどね」

これもやはり、遠方からのお客さんが記念日などに選択するコースなのだとか。

 

「お客さんに一番人気なのは?」小生も口を開きます。

「アロマボディですね。男の人がオイルマッサージを受けるとなると、メンズエステですとか、少し高級なお店になってしまうというのもあると思います。AcureZでも高級店に負けないオイルを調合いたしまして、本格的なマッサージをさせていただいております」

おさげのメイドさんは落ち着いた口調で説明してくれました。

 

まとめると、アロマオイルを使ったマッサージが『アロマボディ』『アロマフット』『アロマハンド』の3種類。それに、オイルを使わない指圧の『ボディケア』と、このお店のオリジナルメニュー「フェイシャルケア」と『ヒートシェイプ』。

 

ヒートシェイプは特殊な温感ジェルを使ったマッサージですが、申し訳ないことに小生は未体験です。ぜひ皆様自身で体験してみてください(丸投げ)。

 

小生はアロマフット30分とボディケア30分をお願いします。

金髪のメイドさんと一緒に施術室へ。

 

まずはメイドリフレの王道、アロマフットからです。

 

 コース紹介① アロマフット

 

 

アロマフットの施術室に入ると、まずはリクライニングチェアに腰掛け、フットバスで両足を温めます。

 

「リフレにはよく来られるんですか?」メイドさんが声をかけてくれます。

「数年ぶりに来たよ」と小生。「先週、久しぶりにオタロードを歩いてて、ビルの前でここのメイドさんがチラシ配ってたんだ。その時は夜も遅かったから、また今度って言って帰っちゃったんだけど……」

「では、その約束を守って来てくれたんですね」

 

小生が『約束を守った』……!?

なんとも嬉しいことを言ってくれます。ゲームの世界でしか言われたことありませんよ、そんな言葉。

 

金髪のメイドさんはバスタオルで小生の足の水分を丁寧に拭き取ると、小生の足裏を小さな手で指圧し始めてくれました。

 

なんとも確かな技術です。ツボを的確に刺激してくれます。

『効く』けれど、『痛く』ない。西洋式のリフレクソロジーです。

 

足の裏に数多く存在する痛いツボをゴリッと押し込みますが……痛くない!

 

親指の付け根も、指の先も、土踏まずも、痛いポイントのはずなのに、痛くない絶妙の力加減で刺激してくれました。

 

日頃の疲れからか、徐々に襲ってきた眠気には勝てず、小生は眠ってしまいました。

 

「ご主人様、お休みのところすみませんが、ボディケアに移らせていただきます」

 

優しい声に目を覚ますと、小生の足裏はすっかり揉みほぐされていました。日々酷使され、緊張状態にあった足裏の神経の一本一本がじんわりと和み、小生の心は穏やかな気持ちです。

 

そうです、寝落ちです!

眠り込んでしまったため、アロマフットに関してはこれ以上のレポが不可能なんです!

何の成果も!! 得られませんでした!!

 

 コース紹介② ボディケア

 

 

ボディケアでは別の施術室に移動します。整体マッサージ店でよく見かける、頭のところに穴が開いたベッドがそこにはありました。

軽装にお着替えをして、メイドさんを呼びます。

 

「それでは、ボディケアを始めさせていただきます」

「んー、効く!」

金髪のメイドさんの両手が小生の腰にそっと触れたかと思うと、指先をツボに押し当て、ギュッと強く圧迫してくれます。『圧迫祭り』です……!

 

腰、肩、首と順に暖かな手が凝りをしっかりとほぐしてくれます。

溶岩石のように凝り固まった小生の背中に血液が戻ってくる感覚がありました。

 

「肩ヤバいでしょ?」小生はメイドさんに聞いてみます。

「凝ってますねー。でもそれよりも、触ってみたら右と左で筋肉の形が変わっているのが気になりました。このあたりです」

そういうとメイドさんは小生の右の肩甲骨のあたりを押してくれました。

「いてててて……」

確かに、背中の右側が張っているような感覚がずっとありました。

わずか30分の施術の中で、そこまで見抜いてくれていたのです。

 

ボディケアが終わった後の肩の軽さには感動しました。

 

「またのお帰りをお待ちしています」金髪のメイドさんが笑顔で見送ってくれます。

「ありがとう、また来るよ」小生は今度も、この約束を守ろうと思いました。

 

身も心も癒された小生は、幸せな気分で妻の待つ自宅へと帰り、今日のことはうまいこと誤魔化してみようと思ったけど失敗して怒られました。

 

 コース紹介③ アロマボディ

 

後日、小生は懲りずに『AcureZ』を訪れました。

妻も大事ですが、金髪のメイドさんと交わした約束も大事ですからね。

 

今度は黒いロングヘアのメイドさんに施術してもらいます。素朴な雰囲気が小生の心をくすぐってくれます。

 

このメイドさんもあの日の小生にフライヤーを渡してくれたメイドさんとは別人です。あのメイドさんはいったい誰だったのでしょう。もしかしたら天使か何かだったのでしょうか。

 

さて、この日はお店で一番人気というアロマボディを体験してみます。

オイルマッサージということで、服の上からでは施術ができません。施術室でパンツ1丁になり、パンツの上から紙パンツを履いて、パンツ2丁で待ちます。

 

待合室でパンツ2丁って結構恥ずかしいです。カーテンがめくれたら待合室から見えそうで。着替え終わった頃を見計らってメイドさんがノックして声をかけてくれますので、安心して待ちましょう。

 

「準備できましたか?」外からメイドさんの声がします。

 

ボディケアと同じベッドで、半裸でうつ伏せになって顔を穴に突っ込みます。されるがままの体勢です。

 

「失礼して、始めさせていただきます」

 

黒髪のメイドさんが小生の腰をまたぎ、腰の下あたりからオイルマッサージは始まりました。

 

お尻のあたりは紙パンツを少し内側に折り込んでパンツにオイルが付かないようにしてくれます。つまりお尻がちょっと見えて恥ずかしいです。

(注:健全なサービスでした)

 

オイルは何種類かあって、小生のような既婚者向けなのか無香料のものもあります。これなら妻にバレる確率も低くなりますが、せっかくなので癒し効果を最高に発揮するためリラックスできるラベンダーを選びました。

 

黒髪のメイドさんが、ラベンダーの香りがするオイルでお尻、腰、背中、肩と丁寧にマッサージしてくれます。

 

繊細かつ愛情あふれるその手つきは、やはり確かな技術に支えられています。柔らかな手つきで手際よく、マッサージは確実に小生の身体の奥の方まで刺激してくれます。

ひょっとしたら、ぬくもりは小生の身体だけでなく、心まで届いていたのかもしれませんね。

 

メイドさんは指先で小生の肩をグッと押し込んでくれます。

「普通、肩こりって、筋肉の中に小さくしこりがあるなって感じなんですけど、ご主人様の肩は全体がしこりみたいで……」

そんなにヤバい状態だったのか、小生の肩。

 

入念なマッサージで、気づけば頭痛も緩和されていました。

 

最後は仰向けになってデコルテです。胸から脇にかけてのリンパ腺をマッサージし、老廃物を流してくれます。

 

終わった後の肩の軽さには感動しました(2回目)。

 

「またのお帰りをお待ちしています」

黒髪のメイドさんが微笑みます。別れ際まで、素朴な笑顔が小生を癒してくれました。

 

「ありがとう、また来るよ」

3度目の約束でした。

この約束もきっと、果たされることでしょう。

 

 そうだ、メイドリフレ、行こう

 

さて、メイド系のお店のメリットって、いったい何なんですかね?

 

小生の答えはもちろん、『萌え』です。

心身ともに、幸せな気持ちを得ることができました。

 

メイド系のお店って、テーマパークだと思うんですよ、小生。

ちょっと客層に偏りがあって偏見を受けやすいですけど、アニメやゲームの世界を現実化したような立派なテーマパークです。

USJにも負けてないッスよ、オタロード。

 

 

メイドリフレ『AcureZmaid』

営業時間:平日14:00~21:30、土日・祝12:00~21:30

定休日:なし

所在地:大阪府大阪市浪速区難波中2-5-12-3F

(オタロード中央部:タイムズ駐車場とアニメイトの中間)